ベトナム釣行記「キャスティング研究部VOL.2」

2016年8月


さて、またまたキャスティングについて、今回は練習に使用している自作キャスティングシンカーを紹介する。もともとはシマノが発売していた「キャスティングラバー」18gのものを使っており、屋外での練習には非常に使いやすかった。しかし、廃盤となり手に入らなくなってしまった。それで仕方なく色々なものをシンカーとして使ってみて、最終的に自分なりに納得したのがフロッグをシンカーとして使う事だ。

自宅アパート内で練習するにあたって、一番気になるのが床に着地した時の音だ。階下の住民に迷惑はかけれない。それとミスキャストした時の物損も避けたい。であれば中空のフロッグのフックやシンカーを取り除き、ゴムだけにすれば音もしないしガラスにぶつけても問題ない。ただこれだけでは6gほどと軽量なので、重量級のキャスト練習であれば、ボディ内にいらなくなったワームを詰めると1ozほどまでは重さの調整ができる。軽量な中空フロッグは空気抵抗が大きいため安定した飛行姿勢を保つキャストの練習となり、またアブ2500cのブレーキブロックを調整するのにも空気抵抗が大きなものでセッティングすれば、大概のルアーならバックラッシュは起きない。

ところで現行で販売されているピシーズのキャスティングシンカーは駄作である。石のように固いプラスチック製なのでカチャカチャ音はするし、ガラスに当てれば割れる恐れもあり、何よりも外で練習していた時にアイ部分が折れてゴミと化した時は、きちんと商品テストを行っていないなと、腹が立った。


私はスナッグプルーフのフロッグの足を切って使用している。アイにラインを結ぶ際、あらかじめラインに細めのシリコンチューブを通し、結んだ後にアイにかぶせればほぼ無音で自宅での練習が楽しめるようになる。お勤め後、家族が寝静まった時間でも、夜な夜なキャスティングに精を出すことができる。興味のある方は色々なフロッグを中古釣り具屋で安く入手して、自作シンカーで是非キャスティング練習を楽しんでほしい。

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