ベトナム釣行記「釣行日記:タイ遠征三日目」

2016年5月2日釣行

今日も4時半に起きる。毎日睡眠不足だが、不思議とアラーム前に目が覚めてしまうのは、釣り依存症という立派な病気を発症しているからとしか思えない。ロビーで待っていると前日に予約したタクシーが来たが、メーターは使いたくないらしく私を置いてどこかへいってしまった。これくらいは想定内のハプニングだ。すぐに次のタクシーと交渉し、乗り込む。YさんとMさんをピックアップするためグーグルマップを確認するもタクシーは明後日の方向に進んでいる。急いで方向修正するように運転手に伝えるが、全く聞いてくれない。どうやら似た名前のホテルに連れて行かれたようだ。ようやく間違いに気づき、ソーリーと言いながら来た道を引き返した。遅刻したが無事2名をピックアップして釣り場に向かう。それにしても、スマホやwifiのおかげで随分と勇敢に行動できる世の中になったものだ。

釣り場に着くと、さっそく餌まきタイムが始まっていた。結び目の余分を切る暇もなく速攻でPOP-Rをセットして投げ込まれたペレットの横に浮かす。すぐさまカポッとルアーが吸い込まれた。小さいがバラマンディをゲット。Yさんは初めてみるバラマンディに興奮気味だ。続いて2投目にもすぐ反応が出る。なかなか引くぞと思ったら、グッドサイズのスポッテッドナイフフィッシュを初ゲット!一度釣ってみたかった魚、それもグッドサイズが釣れたので、朝一から非常に満足できた。

餌まきが終わり釣れなくなったので、昨日のリベンジを達成するためにチャドー池でバズベイトを投げるも無反応。色々とトップルアーを試すが、結局反応を得られず手詰まりに。ここでバイブレーションに付け替えて、あることを試してみることにした。それは過去に日本人カップルが爆釣していたやり方だが、重めのバイブレーションを着水から限界のスピードでゴリ巻きすること。ものは試しと、やってみるとなんといきなり釣れてしまった。たまに鱗が引っかかり魚に当たっているようで申し訳ないが、この方法はボウズ逃れの最終兵器だ。おそらく猛スピードで突っ込んでくるバイブレーションに対して威嚇で口を使っているのだと思う。釣り堀という人工的な環境でのみ有効なメソッドは、他魚種でも色々と見受けられ、魚の習性を解読するためにもいい勉強になる。

続いてバラマンディの池では、前々日のシャッド早引きメソッドがまた効果を発揮した。岸際で追い込まれたティラピアがパニック状態で逃げ惑うようなアクションを演出すると、スレたバラでも食性本能に訴えかけるのか、不思議とヒットするから面白い。

ところで持参タックルがヘビーすぎて、なかなかパターンにはめられないYさんは、売店で3cmほどの超ミニ鉄板バイブを買って、不釣り合いなゴツイ竿とリールでバラをしつこく攻めていた。帰り際ようやく一本をキャッチして、タイ遠征ボウズの危機から脱した。サイズは出なくても自然と笑顔が溢れる。よかった。
次回はスピニングリールで臨む、とのこと。

Mさんもしっかりバラとチャドーをゲットされ、皆満足で帰路についた。MさんはベトナムVADの立役者だったが、これからはバンコクフィッシィングの新たな開拓者となって道を切り開いてくれるだろう。次回の同行を約束して、しばしの別れとなった。Yさんとも次回日本かベトナムでの再会を約束した。釣りを通じて、出会う仲間の輪はどんどん広がる一方だ。

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