2016年7月10日釣行
久々の天然バラ釣行だ。最近忙しく、2ヶ月ぶりの釣行だ。仲間に話を聞いたところ、先週はVADメンバー10名で各池に散らばり攻めたが結局誰もゲットならずだったようだ。今週も厳しい予感。
今日はASHさんと水面さんと一緒にローカルバス釣行。朝5時にASHさんに自宅からピックアップしてもらい、バイクでフェリー乗り場まで2ケツ。少し荷物を持ってきすぎたなあと反省。フローター釣りが基準になってしまって感覚がおかしくなっているが、さすがにバイク釣行にワンピースロッド持参は失敗だった。バイクが風を切り、風圧でロッドが脇に食い込む。でもこんな無茶苦茶ができるのもベトナムフィッシングの魅力か。
フェリー代は一人1,000ドンと安い。今日の釣り場であるカンヨー地区には、HCMCから観光客が多く訪れる。船上にはバイクにまたがる若者グループを多く見かけた。仲良し男女でツーリングかぁ、青春ですなぁ。10分ほど船に揺られて対岸に到着。ロッドが長く天井ぎりぎりだが、なんとかバスに乗り込む。トコトコ走るオンボロバスの窓は全開だ。特にバス停もなく、道端で手を挙げるお客を順々とピックアップする。40分ほどで我々の目的地に到着。バス代は6,000ドンなり。
今日のフィールドは通称ダニ池。呼称の由来は初釣行時にメンバーに原因不明の赤い湿疹ができたことから。おそらくダニが多いということで、虫除けスプレーは必須。マングローブジャングルに入る前に念入りに体に振りかける。
池まではひっそりと薄暗い水路が続き、いかにもな雰囲気のベトコンフィッシングだ。早速タックルを用意しピンスポットを狙って、隠れている魚を探す。
奥に進んだところでASHさんの竿が曲がり、魚体がはねる。「バラやっ!」がバラし。水面さんが、足元のオダに結構隠れているよ、と解説。それならと根掛かり防止でジグヘッド+ワームに変更。コロソマでも活躍したケイテックのシャッドをセットして、オダの隙間に落とし込んでいくと、ギラッと魚の反転が見え、手元に引きが伝わった。難なくキャッチ。まさにバス釣り感覚の一本、こんなに簡単に釣れるならワームの釣りにもハマりそうだ。
直後に水面さんにも釣れたようだ。ひょっとして今日は活性高いんじゃないですか!?
しかし、メインの池に到着して岸際を打っていくものの特に反応はない。遠投してみるか、と新タックルに持ち替える。アンタレスDCとモレーナの組み合わせはすこぶる調子がよい。シングルハンドキャストで離れたストラクチャーも気持ち良く狙っていける。ここで最近仲間内で流行っているスプーンを試してみることにした。
スプーンは鉄の塊だから飛距離がでるし、ぎらりと光り揺らめくアクションはいかにもバラ好みだ。それでいてサイズも大きくないので、対バラの有効性は気になっていたが試していなかった。前回タイのモコリーのツアーでもらった大きめのスプーンでチャレンジしてみる。リールがハイギアだからか、丁度良い抵抗を感じながら巻けるので気に入った。思ったよりもゆっくり巻けるため、底付近のバラにアピールできそうだと考えながら巻いてくると、なんとバラがぴったりついてきた!そして回収直前にチョンとルアーを小突いてどこかに消えた。これはいけるかもとしつこく攻め、フォローでワームまで投げたが再度反応はなかった。
池の奥に移動した。バラがエサを岸に追い込めるようなコースを重点的にトレースする。いままでミノーもシャッドもこのパターンのヒットが多かった。そしてフローター釣行の予想に反した貧果ゆえ、補食モードのバラの多くは実は岸際に潜んでいるのではないかと、推測(言い訳)している。池の角にスプーンを放りこみ、ゆっくり巻いてくる。回収直前、ルアーをひったくって反転する魚体が見えた!すぐにフッキングするも足元の枝にラインが絡まり、テンションが抜けてバレてしまった。お粗末なファイトの結末は非常に悔しいが、天然バラを貰い物のスプーンに初ヒットさせたことは大きな収穫だ。これで私もドップリのスプーナーとなるだろう。
その後も何度か反応があったが、おそらく水路での釣りが一番可能性が高そうだと判断し、来た道を戻る。ロッドをアライくんに戻してフリップキャストでピンスポット狙い。ルアーはシャッドラップ5。答えはすぐに出た。キャストがポイントの奥に決まり、マングローブの根の窪みに潜んでいた小ぶりなバラが飛びついてきた。よっしゃあ!
ルアーによって、またキャストの精度で釣果が変わるので、水路の釣りは分かりやすくておもしろい。釣果登録のため写真を撮っていると、先に水路に戻っていたASHさんから電話がありストップフィッシングとなった。帰りもバスに揺られのんびり帰宅する。いつも池の管理者にお土産をわたすのだが、それを含めても一人あたり300円ほどしかかからない今回の激安釣行は釣果も上がり大満足で帰宅した。
それにしてもアライくんロッドと2500Cの組み合わせは、菅釣りや水路のバラには最高に楽しいセッティングだと思う。これからも一層キャスト練習に熱が入ってしまうぜ。
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