新たなる相棒、シマノワールドシャウラツアーエディション 1652-R4 が我が家にやってきました!
これからじっくり使い込んでいく前に、元相棒のツララ ジェットセッター61Cと徹底比較します。メーカーが公表していないところも見ていきます。
ロッド重量(自宅にて計量):
1652-R4 約139(公表値145)g
61C 約159g
1652-R4 グリップピース約107g
61C グリップピース 約110g
1652-R4 ファーストからサードピース 約32g
61C ファーストからサードピース 約49g
トリガーのポイントからグリップエンド長 (自宅にて計測)
1652-R4 約27cm
61C 約30.7cm
トップガイド内径
1652-R4 約5mm
61C 約3.5mm
第5ガイド内径
1652-R4 約5mm
61C 約4mm
最終ガイド内径
1652-R4 約8.5mm (トップから9番目)
61C 約8.5mm (トップから10番目)
上記比較データを踏まえわかることは1652-R4は61Cより約20g軽量な割にロッドの長さがあるため、ブランク自体が相当薄く、軽くできています。
その上全てのガイドが61Cより大きく、ダブルガイドラッピングが施されていることからもブランクの重量差が顕著です。実際に継ぎ目のブランク側面を確認すると厚みに大きな差が見られます。
ロッドを曲げて比較してみたところ、61Cのほうがティップが入りやすく、セカンドピースも柔らかく曲がる反面、サードピースは固いです。1652-R4は全体的にパワーがある割にサードピースにも弾性がありベントカーブはスムーズです。竿を曲げてパッと離すとブランク素材の特製の違いからか、1652-R4は竿先のブレの収束が早いです。スパイラルXやハイパワーXの恩恵もあるかと。
他に気づいた点としては1652-R4は並継で61Cは逆印籠継となっています。並継はGT竿にも使われ、ジョイント部の強度を強く仕上げることができます。また61Cが小径のKガイドであるのに対し、1652R-4は通常の形状です。ガイドの通りだけでなく、飛距離にも差が出てくるかもしれません。
外見については、やはり大手のシマノは各箇所に見た目プラス機能のため相当なコストをかけていることが目に見て取れます。例えばコルクグリップにしてみても美しくきめ細やかでピタっと手に吸い付き気持ち良いです。オールドスクールな61Cのデザインは愛機2500cにもマッチして好きでしたが、今こうして比べてみると同価格帯のロッドとは思えないほどです。贅沢を言えば、できればインドネシア製ではなくMADE IN JAPANの刻印で世界の土俵に立ちたかったところですが、非常に高品質な仕上がりをみると、これも時代の流れかと納得しました。
61Cで本当に厄介だった結束箇所のガイド詰まりは、1652-R4に50ldリーダーを通しても問題ありませんでした。折れる気配もなくパワー十分、おまけに軽くてトラブルレスなら釣旅の相棒としてはもちろん、普段使いでも強力なパートナーとして活躍してくれるでしょう。歓びが満ちてきました(笑)。
テスト釣行では感度の高さに驚きました。ここのところ低感度のタックルを使っていたせいもありますが、ここまでルアーの振動やボトムタッチした時の底質を感じ分けることがロッドでできるのかと感心しました。パックロッドを感じさせない軽さや感度を備え、おそらくパワーも十分な1652-R4をこれからじっくり使い込んでいきます。ちなみにサスペンド仕様ログのジャークベイティングで冬バス一本入魂完了です。2018年締めの魚となりそうです。
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