ベトナム釣行記「釣行日記:クラゲ池」

2016年3月5日釣行

今週末も仲間とバラマンディ狙いだ。今日は通称クラゲ池に行く。サイズは出ないが、雰囲気の良い大きな池だ。先週フローターのパーツを無くしたので、久々のオカッパリだ。

今日は2月に日本に一時期国した際に衝動買いをしたレインズのバッカンをデビューさせる。丁度バッカンを探していた時に、近所のベリーでたまたま売っていたものだ。鮮やかなオレンジカラーも気に入っているが、なにより4本の竿立てが付いていることが購入の動機となった。

ベトナムのオカッパリバラマンディ釣りにおいて、スピニンングタックルのメリットは大きい。なにより軽量ルアーを対岸のマングローブまでロングキャスト出来ることは必須条件。それでもベイトタックル好きな私は、2タックルを用意し、スピニングで軽量ルアーをロングキャストし、パワータックルのベイトは岸撃ちで使用するスタイルに落ち着いた。それでも困ることが二本の取り回し、いままでは使わないロッドは近くの木に立てかけて使っていたが、たびたび置き場に困ることがありとても非効率だった。このバッカンの投入で改善されるはずだ。これであれば毎キャストごとロッドを持ち替えても良さそうだ。

テストも兼ねて、今日は3タックル持ち込んだ。ロッドを刺してみると、非常にバランスが良い。これは快適、この上なし。

今日のタックルは、前回と同じセットと、ツララモレーナ53 + Abu 2500c(ノーマルスプール) + PE3号、スピニングはシマノルアーマチック66MLとバイオマスター2500c + PE1号。特筆すべきはルアーマチック。がんばロッドというシリーズで売り出されているロープライスロッドだが、グラス混合率が高いため、低弾性で非常に乗りが良く長年愛用している。日本に住んでいた頃は特に小規模河川でナマズ狙いに使用していた。最高記録75cmを仕留めた頼りになる竿だ。

実はこのシリーズのベイトロッドも所有しており、フローターを始めた頃は58Lが大活躍した。軽くて、値段の割にデザインも良いので、ルアーフィッシングをはじめる方にはまずオススメできる一押しシリーズである。

さて、釣り場に着くと、先輩2名は船で出船した。日が上がってきてるので、急いで三本の竿を準備する。モレーナにはオリジナルザラスプーク、アライくんロッドにシャッドラップ5、スピニングにアスリートミノー7Sをセットした。今日一番のチャンスはもちろん到着直後の朝マズメ。溺愛するザラから足元のカケアガリに投げ込みスプラッシュを交えて一定間隔で首振りさせる。

バラマンディ釣りを初めてからほぼ丸一年、陸からオリザラをドピーカンでもぶん投げてきた。そして釣果ゼロ。私は初年度年間20回ほどの釣行を通してボウズを食らった。釣り人生でここまでボウズ続きだったことは、過去シドニーに住んでいた頃にショアからヒラマサをスティックベイトで狙っていた時以来だ。その時でも期間は約半年、カマスや、オーストラリアンサーモンなど魚は結構釣れていた。

それでも私はザラでバラを釣りたい。その一心で投げてきた。大好きなザラだからバラを釣ってみたい気持ちも勿論あるが、実はバラ釣行2度目で特大バイトが出たのだ。その時の話だが、小さなワンドでザラを泳がせていると、ルアーの進行方向で小魚が跳ねた、その瞬間大きく水が盛り上がった。ん?と思った瞬間、バーン!という本当に大きな破裂音とともにデカバラがロケットのように水面を大きく割った。人生初めてのバラのアタックだった。ザラをぶっ飛ばしてそいつは濁った水に消えた。また湖面は静かになったが、心は大きく揺さぶられた。

その強烈な体験が脳裏から離れず、あの興奮をもう一度とザラを手に取るとアドレナリンが分泌されるのだ。その後重ねた釣行で、得られたバイトは5回ほど。どれも中途半端なバイトで、全く針がかりしなかった。バラほどフッキングさせるのが難しい魚はいるのか、とナマズよりも針がかりしないので、途方にくれた。その後あまりの釣れなさぶりから、だんだんとミノーを使うようになった。バラシは多いがほぼ毎度フッキングした。体に対するバラの口の小ささと、硬さが原因で、ザラスプークでフッキングさせることは至難の技だと思うようになった。ザラの大きな浮力も原因だと思う。

ということで、やはりザラには反応なく、アスリートミノーの竿に持ちかえると、早巻きに反応する魚あり。シャッドラップに変えても同じく足元まで追いかけてくる。何度となく誘ってみたが、しっかり喰わせることができず、結果その日唯一の反応となった。他二名はボートでも撃沈。やはり、厳しい。

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