ベトナム釣行記「タイの釣り博、インターナショナルタックルショー」

2016年4月30日

タイの渋滞はひどい、釣り堀から2時間以上かけて会場に到着した。セントラルという大きなショッピングモール内で開催されており、会場に近づくにつれて、長い竿袋をもった釣り人をちらほら見かける。日本のフィッシングショーと違って商品販売が行われているようだ。釣り堀では驚くほど高級タックルを使用しているタイロコアングラーをよく見かけたが、タイでの釣り市場がどれほどの盛り上がりか、この目で早く確認したい。

まず入り口では、ボートのエンジンがお出迎え。すでにビッグフィッシュの雰囲気。エスカレーターで二階会場入り口に移動すると、小さなショップの物販で埋め尽くされていた。オリジナルルアーを販売する店舗多数。特にチャドーに特化した、ジャンピングフロッグはタイの名物。

日本のブランドも出店あり。シマノが一番大きなブースを出して新製品を展示していた。スミスブースにはおなじみの大久保幸三さんがいらっしゃった。スーパーストライクの決めポーズで写真を撮ってもらった。

タックルベリーも店舗を出していた。タイに来た時はいつもお世話になっている店長のSさんと情報交換させていただく。実は私は2011年に日本に一時帰国していた時に、タックルベリーでバイトをしたことがある。その頃は今ほど釣り商品について詳しくなくて、買い取ったルアーの仕分けも出来ず、お世話になった店長には迷惑をかけた。だが、この経験がもとで中古釣り具屋の魅力にどっぷりハマり、バスでもシーバスでもおおよそメジャーなルアーであれば、ブランド名や商品名、サイズ展開、そしてその市場価格帯など、把握することができるようになった。稼いだバイト代以上にタックルベリーで買い物をして、貢献してきた実績もある(笑)。

Sさんに、明日天然チャドーを狙うことを告げると、ぜひ紹介したいルアービルダーがいるからということで他ブースに連れていっていただいた。UDDYさん。なんでもタイでは有名なスネークヘッドハンターで、彼の作るバズベイトは実績が高くオススメのようだ。Pさんに通訳になってもらい、UDDYさんの情熱的なルアー解説に聞き入る。とにかく経験から生まれるデザインを追求されており、ぜひ使ってみたくなったので弟のお土産分を含めバズベイト4本とスピナーベイトを1本購入した。彼の手がけた製品はシンガポール、マレーシア、ラオス、カンボジア、そして日本と、アジア圏で雷魚ハンターに支持され、活躍しているようだ。

様々なブースを回って思うことは、日本のコピー商品が多いことと、ブランド名によく分からない日本語が使われていることだ。これはシドニーに住んでいた時も釣り具屋にいけば同じだった。日本の釣り具が世界でよほど信頼されている証拠だろう。今こそ日本の釣りブランドは、狭い国内市場を飛び出して、世界を股にかけて勝負する時がきているのだ。

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