ベトナム釣行記「ブンタウの釣堀」

2016年8月14日釣行

今週末は予てから噂の釣り場に出かけた。ホーチミン近郊では希少なブンタウ地区にある大型魚も狙える釣り堀だ。バラマンディのほか、ハタ、マングローブジャック、スギなどが確認されている。7区組は3時半にスカイガーデンで待ち合わせしたが、ピックアップの車が来ないトラブルが発生。運転手が寝坊したのか?ベトナムではよくあること。いちいち怒ってストレスを溜めるより、諦めて笑い飛ばすことがベトナム生活をより快適に過ごすコツだ。その後無事にVADメンバー7人がトランジットに乗り込み、目的地まで1時間半ほどのドライブに出発した。


過去には最大で90cmオーバーのバラマンディがキャッチされている。今回は重量ルアー用と軽量ルアー用とベイトタックルを2セット用意した。タックルの準備は念入りに行いバッチリのはずだったが、釣り場に着いてサンダルを履いてきたことを後悔した。池の周りは例のごとく泥を積みあげた土手となっており、水際はドロドロのぬかるみ状態だ。ズブズブと足が埋まってしまう。足場は高さもあり、持参のベイトロッドはどちらも5ft程度なので、尺不足を感じるが仕方ない。ベトナムの釣堀をあまく見てはいけなかった。


まずは朝マズメの様子見からと、トリプルインパクトとPop-Rをセットする。トリプルインパクトは最近シマノがバンタムシリーズを再発させて発売したものだ。リアルタイムで使ったことはなかったが、デカバスキャッチ率が高いと、噂を聞いてまんまとバイトしてしまったのだ。前回日本のナマズ狙いで筆下ろししたのだが、なかなかアピール度の高いウネウネ具合とスイッシャーの出す音が気に入った。バラにもイケそうな動きだ。POP-Rはフックを太軸に交換してある。


釣り場は海の近くだからか、なかなか強い風が吹いている。できるだけ風が当たらないポイントでトップゲームの反応を見る。トリプルインパクトには反応なく、ポッパーに変えて数投目、チョッボッと控えめな音がしてルアーが吸い込まれた!急いでリールを巻いて合わせるとしっかり乗った。まだ誰も釣れていない中、トップでキャッチできれば嬉しさ倍増だ。ロッドが短いためできるだけ岸際に近づこうとするも泥でズブズブ状態だから降りられない。ロッドを前に突き出して屁っ放り腰のファイトだ。そうこうしているとバラがジャンプ一発かましてポッパーをぶっ飛ばし、あっけなくバラシ。せっかくトップでかけたのに残念すぎる。


まだ始まったところなので、次に期待しようとポイントを移動しながら探るも反応は思わしくない。1時間ほど経ち、トップを諦めてスプーンに変更する。ロングキャストで広範囲をランガンする作戦だ。蝦夷スプーン21gで岸際をメインに流していく。巻けばすぐに浮き上がってくるので、浅瀬でも十分対応できるし、重量によりロングキャストも、アキュラシーキャストも非常にやりやすく思う。


釣り場は二つの池に分かれており全周は600mほどか。めぼしいポイントを探しながら釣り歩く。水流の変化する場所や急深のカケ上がり、水中のオダが狙い目だ。良いポイントであればあるほど、ルアーにバイトしやすい魚が居ついている可能性も高く、もちろんサイズも期待できる。釣堀には魚がいることはわかっているが、どこに投げても釣れるわけではないので奥が深い。人口の池は特に変化に乏しいので、ポイントを見極めることが重要だ。


マングローブ脇に風で流れた水の反転流が発生しているポイントがあった。ちょうど深めにえぐれたカケ上がりと、水中オダが密接しており、絶好のポイントだ。スプーンをマングローブ脇に落としてゆっくり引いてくると、コツッとしたアタリと同時にゆっくり竿先が持っていかれる感じがした。きたきた、とフッキングをいれると強烈に走り出した。こ、これはでかいぞ!


しかしここでも足場が曲者となった。先ほどのバラシの教訓があるので、できるだけ岸際まで降りたものの、さらに深く足がハマる。膝ほどまで泥に埋まりなんと抜けなくなってしまった。ジャンプ一発、銀色に輝く魚体は過去最大クラスのサイズだ。ドラグがガンガン引き出される。なんとか獲りたいが、態勢はさっきと同じ屁っ放り腰。どうにもこうにも動けない。で、次のジャンプを決められた後すでに魚の重みは残っていなかった。また痛恨のバラしだ。手をついてなんとか泥から抜け出した。


その後手を替え品を替えやってみたが、反応はない。そんなところにM親父さんがワームで連続ヒットさせる。ポイントは今朝ポッパーでバラした場所だ。釣れない私を見兼ねてJr.がM親父さんと同じワーム使ってくださいと勧めてくれた。優しい子だ。プライドは傷付いたがご厚意に甘えてワームをお借りする。同じ池でM親父さんを横目に真似してリフト&フォールで誘うが一向に反応はない。水深は非常に浅く毎度藻がかかってきて取り除くのにも疲れてきた。対岸ではASHさんが親父さんの釣果を見兼ねてポイントに近づく、そして直後にヒット&キャッチ。小型バイブレーションにて。さらにもう一本かける。バラシ。


親父さんもまだまだ釣果を伸ばすものだから、私もたまりかねてお隣に入れさせてもらう。ワームをワンナップシャッド2インチの極小エサに変えて再トライ。するとようやくヒットした。絶対バラさないつもりで泥にめり込みつつロッドを水中に突っ込みファイトする。これでジャンプが随分と抑えられるのだ。なんとかキャッチ、55cmと特別大きくはないが安堵の一本だ。その直後に同じポイントで今回初参加のHさんもフラットラップ8でバラを釣られた。

一本釣れたのに満足し場所移動。納竿直前に狙い通りのカケアガリでシャッドラップ7ピックアップ直前に小型のバラがバイトしてきたが、針がかりはしなかった。後でわかったのだがこの池は通常水位が高く、今回は相当減水していたそうだ。他の場所はほとんど膝下ほどの浅場となっていた。だから少し深くなっているこのポイントに魚が異常に集まっていたのではないか。ポイントの魚影の濃さが釣果に直結したからこそ、いろいろなルアーで釣れたのではないか。納竿後M親父さんから聞いた話だと、例のポイントでしか魚をあげていないどころか他の場所ではアタリもなかったようだ。今回同じポイントから10本を超えるバラが釣り上げられ、釣堀内でもポイント選びの重要性が一層浮き彫りになった釣行となった。

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